ブログなどで、『突発になりました!』というような記事を見かけるたびに、「果たして我が子はいつなるのだろう、その日のために備えておかなければ。」と思っていました。
今回は、病院では少し遅めと言われた1歳8ヶ月で突発性発疹になった我が子の様子を記しました。
突発性発疹とは
そもそも突発性発疹とは、ほとんどの大人が罹患していてウイルスが体内に潜んでいます。そのウイルスが唾液を通して赤ちゃんに感染すると突発性発疹を発症します。
ほとんどの赤ちゃんは6ヶ月くらいから1歳くらいまでの間にかかるそうです。
我が子は1歳を過ぎてもなかなか発症しないので、いつかいつかとびくびくしていました。
姪っ子をはじめ、周囲には突発性発疹の際に、急激に熱が高くなり熱性けいれんを起こした子も何人かいました。そのため、とにかく熱性けいれんを起こしたときの対処法などをネットで読んでいました。
突発性発疹の症状は?
突発性発疹の症状は、まず38℃以上の高熱が3日程続きます。
その後、熱が下がると同時期くらいに赤い発疹が現れます。
発疹はかゆみを伴わず3,4日で治ります。
比較的熱のある間は機嫌が良いものの、熱が下がると不機嫌になることが多いので、不機嫌病とも言われています。
我が子の突発性発疹の症状の様子
突然熱が出た!
今回は、平日のお昼寝後になんだか体が熱いぞ?と思って体温を測ったところ、38.8℃!
午前中も少し元気がないかなと思ったものの、そこまで気にしていませんでした。
幸いにも平日の昼だったので、これは夜熱が上がる前に病院に行った方が良いなと思いました。
しかし、コロナ禍の現在、在住している韓国では発熱の症状がある場合にはPCR検査を受けてから診察してもらえるということが多いです。
そのため、結果が出るまでに熱が上がるとマズいなということが頭に浮かびました。
かかりつけの小児科に連絡すると両親に熱などの症状がないのであれば診てもらえるとのことだったのでホッとしました。
病院のお昼休憩をはさんでから行く予定でしたが、なんだか眠たそうだったので寝かせてから行くことにしました。
しかし、寝苦しいのかしっかりと寝ることが出来ない様子。当たり前ですね。2時間程布団の中にいたのですが、ふと気づくとやたら体が熱い!
体温を測ると40℃!! 慌てて車に乗せて病院に向かいました。
もっと早くに行けばよかったと、チャイルドシートでギャン泣きの息子を見ながらとにかく自分を落ち着かせようとしました。
バックミラーで息子の様子を確認しつつ、この間に熱性けいれんになったらどうしようとドギマギしました。
病院が家から車で5分程の距離だったのは本当に助かりました。
解熱剤を使う
病院に着くと、すぐ40℃の熱があることを伝えました。
解熱剤は使ったかと聞かれたので使ってないというと、受付のお姉さんがすぐに解熱剤を準備してくれました。
その間も息子、大泣き。普段比較的泣くことが少なく、泣いてもすぐに泣き止むタイプなので、相当熱で体が苦しかったのだと思います。
ちなみに、私は息子に解熱剤を飲ませたことは一度もありませんでした。
韓国での健康診断の際に、医師から解熱剤の有無を聞かれ、無いと答えると「解熱剤を常備しておくと良い。」と言われたことがありました。
そのため、その際に処方してもらって一応家にはありました。
しかし、病院に行って薬ももらうだろうからと思い、そのときは飲ませませんでした。
韓国では小さい子のいる家庭では、解熱剤を常備している家庭が多いようです。
ネットでも熱が出たからと言ってすぐに解熱剤を飲ませる必要はないという情報もありましたが、今回は飲ませた方が良かったなと思いました。
そのときのおうちの方の状況判断によると思います。
最初の診察では
とっても丁寧で優しいかかりつけのお医者さん。
息子の喉を見て速攻で扁桃腺が腫れているのでこれが原因だろうと。
鼻や耳なども診てくれましたが、特に異常はなく「喉だけだから他の症状は出ず、熱だけ上がるだろう」とのことでした。
終わってみて、まわにその通りでした!
その日は、この様子だとまだ3日くらいは熱が出るとのこと。夜さらに上がるだろう、とのことでした。
「土日に入る前の次の日の午後に、もう一度受診しなさい」と言ってくれました。
発熱の経過 ~熱はいつからいつまで?~
処方された解熱剤を使えるのは1日6回まで。
初日と2日目は6回使用しました。
初日は解熱剤を使用しても2時間ほどでまた熱が上がる、といった感じでした。
少しずつ解熱剤の間隔が空いて、熱が出始めて4日目の朝、まだ熱があったので解熱剤を飲ませたら、その後は熱は下がりました。
2日目くらいまでは39℃以上が出ていました。
こどもの様子
発熱があっても比較的元気、と言われている突発性発疹。
まさに、我が子もその通りで、解熱剤を飲んで1時間くらいして熱が下がるとご機嫌で遊ぼうとします。
でも本調子でないのであまり親としては動いてほしくありません。
このときばかりは動画に頼りました。
そうこうしているうちに、熱が上がってくるとぐったり。
熱が上がると体がだるくて深く眠れなそうだったので、なるべく解熱剤を飲んだら寝かせるようにしていました。
2日目に受診した際にも、喉の腫れは引いておらず、むしろ前日無かった赤い突起もあったのでまだ熱がでるだろうと言われていました。
それでも、解熱剤を使っていたので前日よりは元気で、薬局の方にも「熱下がったの?」と聞かれるほどでした。
発疹はいつから?
熱は、出始めてから4日目の朝まで続きました。
そして、5日目の着替えのときに発疹がお腹や背中に見られました。
でも以前も熱が出たときに(この際は予防接種の副作用だったようです)汗疹が出て、そのときと似ているような気もしたので、イマイチ発疹かどうかわかりませんでした。
6日目になると、お腹のボツボツが少し増えたような感じです。
でも、ネットで見る画像などに比べるとだいぶ発疹が少ない(薄い・小さい)のです。
7日目(熱が下がってから3日目)手や足にもポツポツと見られたので、病院に行って確認することにしました。
病院で、撮っていた画像と実物を診てもらったところ、突発性発疹との診断が下りました。
「通常6ケ月くらいから12ヶ月くらいまでになることが多いから、少し遅めだね。」と言われました。
以下の画像は発疹の様子です。

お腹のポツポツ↑

背中のポツポツ↑
不機嫌になるって本当?!
突発性発疹は不機嫌病と言われるほど、熱が下がった後に子どもが不機嫌になると言われています。
果たして我が子はどうだったでしょうか。
不機嫌て、どの程度?と思っていましたが、なるほど。と納得しました。
分かりやすいほどに不機嫌になります。
最初は、普通に遊んでいたのに、突然ギャーっと泣き出したり怒り出したりするので、夫とどうしたのだろう?と少々困惑しました。
さっきまで笑っていたのに本当に突然です。いつ怒り出すかわからずビクビク(笑)。
そうしているうちに、発疹が出てきたので、これはもしかすると・・・と思い始めました。
不機嫌は4日程続いて、毎日ぐったりしながら過ごしました。
不思議なことにその後は徐々におさまっていきました。
現在は、少しイヤイヤ期に入りつつあるのかなと思いますが、突発の際の不機嫌ほどの頻度ではないと感じます。
まとめ
突発性発疹は、赤ちゃんが最初にかかる熱を出す病気とも言われています。
ほとんどの人がかかる病気ですが、いざ我が子が高熱を出すと心配でアタフタしてしまうものです。
熱性けいれんを伴って、慌てて救急車を呼んだという話もよく耳にします。
小さいお子さんがいるご家庭ではそうした際のおうちでの対処法も確認しておく必要があると実感しました。