妊娠・出産

妊娠糖尿病、食事療法でどう乗り切った?

妊娠発覚して大喜びだったのも束の間。
苦しいつわり期間中、妊娠糖尿病が発覚。
お腹の赤ちゃんの健康のため、必死で食事療法に取り組みました。

今、妊娠糖尿病をかかえながらがんばってお腹で赤ちゃんを育てているママたちの参考に少しでもなればと思い6年近く昔の記憶をたどって記事にしました。

rakuda
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ちなみに食事療法で妊娠前から出産までの体重増加は驚異の3kgのみでした。子どもは3.4kgで生まれたので羊水など考えても妊娠しながらダイエットしてたことになりますね。。。

糖尿病発覚

ここのブログを見に来てくださった方は妊娠糖尿病が心配な方や、実際の当事者の方かと思いますので、妊娠糖尿病についての説明は省いて体験談的な内容を記載しますね。

妊娠糖尿病発覚までの妊婦生活は?

私は妊娠発覚後からつわりがひどかったです。そして7か月くらいまで続きました。
とは言え何も食べられなくて入院するほどとかではありません。
しかし「あまりひどいなら薬を処方するよ」とお医者さんが言ってくれてはいました。

ただ、初めての妊娠で不安もあったので薬には頼らずひたすら我慢しました。
今でもお産より、妊娠のつわり期間がきつかったと思っています。

冷蔵庫のにおいは完全受け付けられなくなり、ゼリーとか飴を食べていました。
そしてなんと、朝イチ起きて気持ち悪かったので、好物のショートブレッド「ウォーカー」を食べていました。

妊娠糖尿病1次検査で引っかかる(26W4d)7か月

糖負荷検査50g139g以下でなければいけないところ、149gで引っかかりました。

子供の体重は1250g。

妊娠7か月で妊娠糖尿病発覚するまでは上記の通りの食生活でしたので、
順調に太って+3kg
子供の成長も早くて大きめでした。
心配だったのは頭の大きさだけ1週間大きくて、足は1週間短かったことです。
産まれるまで結局この大きさでいって、赤ちゃん時代もずっと頭だけ大きかったのですが、これは遺伝だったよう(汗)
3~4歳ごろから平均より少し小さめの身長をずっといっていたのですが、頭のサイズもこの頃やっと平均より小さめになりました。

妊娠中の子供が大きかったのはこの時期、糖分とりすぎていたからかなぁと後になっては思います。

妊娠糖尿病2検査でも引っかかる(27w4d)7か月

糖負荷75gの2次検査でも引っかかってしまいました。
私の数値は以下の通りです。

空腹時81  (正常値91g以下)
1時間後178 (正常値179g以下)
2時間後179 (正常値152g以下)

この3回の測定で1回でも基準をオーバーしてしまうと妊娠糖尿病となるそうです。
私は2時間後の数値が引っかかりました。
でも1時間後の数値もギリギリですね。

治療方針を決めていく

rakuda
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検査後はかなり落ち込みました。。。

1週間血糖値を食前、食後2時間の2回測る(27w5d)7か月

食事療法を指導してもらい、1週間血糖値を食前と食後2時間の2回測り、食前95食後120を数値が週3回上回ると次の段階に行くという形になりました。

ちなみに赤ちゃんの頭このとき3週くらい大きかったんです。(涙)
でもこの時点での検査では遺伝だろうといわれていました。(結果も遺伝)

つわりもまだ続いていました。

食事療法にとりかかる

1週間血糖値を食前と食後に測った結果、食前の数値は今後図る必要はないということになりました。
また、インスリンなどは投与せず、食後の数値を測って食事で当面気を付けてみていくことになりました。
この時点で私は韓国の病院に通っていました。
食事のとり方は指導していただいていたけれど、理解しきれていなくて、じゃがいもやさつまいも、コーンなどを食べてしまっていました。
病院で食事内容を見てもらって、これは食べない方が良いとさらりと言われるくらいだったので、この頃はまだしっかり管理しきれていませんでした。

結果、里帰り出産で帰国して日本の栄養士さんのかなり細かい指導を受けられて本当に良かったなと思っています。
韓国の病院がよくないわけではなく、私が理解しきれていなかったなという反省です。

日本の病院で1泊2日の入院をして血糖値を測る検査

日本の病院でも妊娠糖尿病について継続して指導を受けることになりました。
私は2次検査で1個の項目のみ引っかかったので、血糖値を測る検査機器等の補助が確か1部のみの負担で、看護師さんに「1項目のみだからよかったけど、費用面では良くないような(笑)」と言われました。

日本の病院で測った血糖値の検査結果と、韓国で測っていた機械での血糖値検査結果を比べたところ、結果に幅があることが判明!
韓国で測っていた機械の方が数値が低く出ていることがわかりました。(ガーーーーン)

そのため、韓国ではこの数値なら大丈夫かなと思っていたことが大丈夫ではなかったかもとなり、ここから私の本格的な食事療法が始まります。

数値が違う以上、万が一を考えて数値が高い方を採用するということで、日本の機械を買い直して血糖値を測っていくことになりました。

1泊2日の入院結果

まる1日食事前と食事後の血糖値を測りました。
結果は食後2時間のみの測定食事療法ということになりました。
食事は病院で出された量はだいぶ多かったです。

もともと私はダイエットでもなんでもなく、日常的にお米をあまり食べない方でした。

妊娠後期に入っておなかも苦しいし、お米をこの量は食べられないですとお医者さんに伝えました。
お医者さんは栄養士さんと相談で良いとというし、栄養士さんもお医者さんと相談でというしで、ちょっと困惑しましたが、結果的にお米を全部は食べなくてもよいということになりました。

あとは、食後に歩くと血糖値が下がりやすいと聞いていたので、それを実行してよいかと聞きました。
階段上り下りが効果高そうですが、赤ちゃんが下りてきちゃったら怖いのでさすがに歩くのみにしました。
「検査日同様継続してできるなら良い」といわれたので、少しでも数値を下げるため、検査日からなるべく継続して出産まで取り組みました。

本格的な食事療法に

rakuda
rakuda
ここからは、栄養士さんの指導を元に食事療法をすすめながらも私自身の独自な部分も入ってきます。実際に妊娠糖尿病の方や妊婦さんは、担当のお医者さんや栄養士さんとしっかり話し合ってご自分に合った方法で食事療法を進めてくださいね

食事は野菜から

基本中の基本になりますが、糖質を多く含む食品を食事の最初に食べると血糖値を急上昇させてしまう原因になります。

そのため、レタスやキュウリの入ったサラダを常備して、いつもサラダから食べるようにしました。
ドレッシングは糖質の量を確認しながらノンオイルのものやたまにはマヨネーズなどもかけました。

ちなみに、無知だった当初は手軽に食事をとりたいときに、コーン入りのコンビニのサラダも食べていましたが、コーンは糖質多いので後半は避けるようにしました。

お菓子は食べない

お菓子に手を出せない。これが一番つらかった!

つわりのひどい時期に、帰国したらおいしいものをいっぱい食べたいと思っていたのに、つわりがやっと無くなった妊娠8か月。
食べたいものが食べられない(涙)
スーパーに行くたび、和菓子がおいしそうで、辛かったけれど子供の健康を考えたら我慢を通しました!

小麦はひかえる

大好きなパンやパスタも私は一切食べなくなりました。
私は血糖値が上がるのがこわかったので、小麦系はほぼほぼ食べませんでした。
しかし、炭水化物を完全に除去するのではなく、バランスよく糖質を控えめに、食べる順番などを工夫していくのが大事だと思います。
逆に赤ちゃんの栄養が足りなくなってしまう心配もありますので、必ず医師や栄養士と相談して食事療法を進めてくださいね。

一度だけ大好きなスコーンをおやつに久しぶりに食べたところ、血糖値爆上がりして恐ろしくなりましたね。

ただコンビニの糖質ひかえめ米粉パンなどは時々朝食にしました!

rakuda
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私はコンビニに頼りましたが、ネットでも気軽に買えるのがありがたいですね。




お米は雑穀米

お米は玄米などが良いと聞いたのでとりあえず雑穀米に。
量はもともとお米をあまり食べないタイプだったので、そこまで食べたくなかったのですがお腹の赤ちゃんへの栄養を考えて食べるようにしていました。
でも60~70ℊくらいだったと思います。(ここは私独自の食事のとり方です)


お肉はちょっと。お魚や野菜が中心のおかず

お肉はハンバーグなどでも1食につき、2口くらいにしました。
お魚なら一切れの半分くらい。
わかめときゅうりの酢の物(イカなどを入れて)なんかはよく食べました。
なるべく野菜やきのこ中心
野菜から食べ始めるは徹底。
汁物も控えました。
お味噌汁は具のみを食べたりしました。
ジュース類は一切飲まない。
お菓子も食べない。

麦茶か水のみ。
パスタうどんは食べない。
丼ものも食べない。
果物も食べない。
ヨーグルトは砂糖のはいっていないプレーン。
朝食前にサラダがないときは牛乳を飲んでから食事をする。

お腹の赤ちゃんを考えると、万年ダイエッターの私でもここまで徹底することができました。

それでも甘いものに目が行ってしまう

基本スナック菓子などはいっさい食べませんでした。
しかし、スーパーに行くとデザートが食べたくて食べたくて。
それでも我慢できたのはお腹の赤ちゃんを思う気持ちと、限られた期間だということ。
もちろん、妊娠糖尿病が糖尿病へと移行する怖さもありましたが、まずは出産までと考えました。

しかし、それでも少しは食を楽しみたい!というときは、ゼリーなどでも必ず低糖質のものを食べました。
見るのはカロリーではなく、糖質の量です。
市販の低糖質パンやゼリーなどの間食10ℊ以下のものを目安
に選びました。

小腹が空いたときにはソイジョイを食べてました。
中でも低糖質なのがチョコとナッツです。


出産直前と直後の体重

出産直前の体重

妊娠7か月から食事療法をすすめた結果、だいぶ大きかったお腹の赤ちゃんの体重の伸びも少しゆるやかになりました。

私自身の体重は、妊娠糖尿病が判明する7か月までに3㎏増加。
妊娠糖尿病判明7か月から出産まで(臨月)の間の増加0㎏。
赤ちゃんの出生時体重3.4㎏。

結果、妊娠しながら大幅ダイエット成功してた~~~!!!

となりました。

そりゃ妊娠前までお菓子など気にせず食べていたのに、一切食べなくなって、食事の量も減ったのですからそうなりますよね。

産後1週間後の体重

はい。産後1週間後の体重測定で、妊娠前の体重に戻りました。
出産までに3㎏増加して、3.4㎏の赤ちゃん産んで、1週間後に3㎏減って元通り。

これには助産師さんからも「これ史上最速の戻りですよ!」と言われました(笑)

産後の食事

出産して、病室に戻る途中、私の車いすを押しながら看護師さんが、「今日から食事普通にもどりま~す!」と大きな声で教えてくれました。

産後の糖尿病移行は?

授乳をする

産後は授乳が糖尿病への進行を抑える傾向にあると聞いたので、授乳頑張りました。

1年間の授乳期間

1年間授乳した結果、食べても食べても太らず痩せていき、妊娠前から10㎏痩せてスキニーパンツもゆるゆるの最高な期間を過ごしました。

そして授乳が終わると同時に太り始めていまや痩せた10㎏をしっかり取り戻してさらに太ってしまいました。

rakuda
rakuda
子供の健康のためなら頑張れた糖質制限も、今、ぜんっぜん出来ません!

継続して検査

血糖値は妊娠前から基準値内の高めだったので、出産後も予備軍は変わらないといわれました。そのため、食事等気を使わなければいけないのですが、現状、あまりできていません。
でもまだ幼い子供の親として、自分自身の健康にも目を向けていかなければいけませんね。

rakuda
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以上、私の過酷な妊娠糖尿病レポでした!妊娠は奇跡。出産は命がけ。そのことを忘れずに育児を今後も頑張りたいと思います。