子育て

断乳はいつから?方法は?生後11ヶ月からゆるく始めた断乳の記録

子どもを産んだときからスタートする授乳。
いつまで続けるかは世の中のママたちの子育ての悩みのひとつに挙げられるのではないでしょうか。

母乳8割、ミルク2割の混合授乳だった我が子は、11か月からゆるく断乳に向けて取り組み、1歳1か月で断乳完了となりました。

私自身初めての子育てで、「果たして断乳って出来るのだろうか」とずっと不安に思っていました。
いろいろな人のブログなどで体験談を検索したり、友達に聞いたりして断乳後の未知の世界を想像していました。
そこで、我が子の断乳記録も体験談として記してみます。

断乳と卒乳の違いとは?

一般的に
断乳とは、親の都合でミルクや母乳をあげるのを止めること
卒乳とは、赤ちゃんが自然にミルクや母乳を欲しがらなくなること
を言います。

我が子は完母に近い混合授乳をしていました。
ちょっと預けて私が用事を足すために外出できたりした方が良いと思い、夜寝る前だけはミルクにして哺乳瓶にも慣れておくようにしていました。また、ミルクの方が寝てから次に起きる時間が母乳のときより長かったというのも理由のひとつです。

息子は母乳大好きで、母乳なしには寝られなくなってきていました。できれば自分から欲しがらなくなるまで授乳したかったというのが本音です。しかし、自分の年齢のことを考えると第2子を早めに妊娠したいと思っていたので早めの断乳を決意しました。

断乳はいつから?

厚労省の平成27年度乳幼児栄養調査において、離乳完了時期は13~15か月が33.3%と最も高い割合の結果が出ています。
卒乳の時期は子供によってそれぞれ違います。また、断乳の時期においても仕事復帰や妊娠希望など様々な家庭の事情で異なってくるでしょう。
そこで重要なのは、単純に月齢だけで判断するのではなく、断乳をする際に断乳しても大丈夫な条件が整っているかを確認することです。

断乳する際の条件とは

◎1日3回の離乳食のリズムができて十分な栄養補給が出来ている。
◎母乳やミルク以外の水分補給がしっかり出来ている。
◎赤ちゃんもママも心も体も調子が良い。

上記の3点は断乳する際に確認しておきたいポイントです。

我が子の場合、10ヶ月の時にストローで水や麦茶を飲めるようになり、3食もしっかり食べられていました。そのため出来れば10ヶ月から断乳を開始したいと思っていました。
しかし、寝るときに母乳で寝落ちさせていて、眠い時は母乳をあげないとずっと泣き続ける状態だったので1か月伸ばして11ヶ月から断乳に取り組むことにしました。

我が子の断乳11ヶ月からスタート

断乳前までの授乳状況

まずは、我が子の断乳前の授乳状況を説明します。
夕飯を食べて、お風呂に入って、寝る前にたっぷりミルクをあげて寝かしつけても1時間後、2時間後には起きます。
その後も、おそらくお腹が空いているのではなく、もはやおっぱい欲しさ口さみしさから1~2時間置きに朝まで起きるという恐怖の睡眠障害(!?)の状態が続いていました。
泣いて起きて座ったり、つかまり立ちしたりして、トントンしても抱っこしても寝ません。
寝言泣きではありません。おっぱいをあげるとすぐに寝るので、1時間おきに起きるのが辛くてもその場しのぎでおっぱいをあげていました。
我が子は生後すぐの頃から抱っこでなければ寝ないし、背中スイッチも敏感で10ヶ月までは本当に細切れ睡眠でした。
それでも初めての子ということもあって「赤ちゃんの睡眠て、こんなものだろう。」と思って乗り切っていました。
そのため、睡眠が確保できなくてつらいから断乳という覚悟ではなく、第2子妊娠のためという覚悟での断乳スタートとなりました。

断乳直前の授乳回数

断乳直前の10ヶ月のときの1日の授乳回数は多い時では母乳11回!ミルク1回です。
今考えてもよく断乳出来たなと思います。
生後すぐの赤ちゃんレベルに夜中起きておっぱいをほしがっていたのです。
実は3か月くらいのときには一時的に3~4時間くらいまとまって寝るようになってきていました。しかし、4か月で寝返りを打つようになった途端、夜中に寝返りをすると同時に起きてしまうようになったのです。

我が家の断乳の成功の秘策1は「パパ」

断乳へのステップ1は夜中の授乳を母乳からミルクへ

我が子は空腹ではなく「おっぱいほしさに起きている」と思っていたので、断乳にあたってはパパに協力を頼みました。
夜中に起きたときに、私が抱っこしているとおっぱいをあげるまで泣き止まないのですが、パパが抱っこしたときにはおっぱいがもらえないことが分かっているからか、泣き止むことがそれまでも何回かありました。
そこで、夜中起きたときはパパに抱っこしてもらって私がミルクを作ることにしました。
大体19時にミルクを飲んで就寝。ひどいときは1時間後に起きていましたが、23時から3時くらいの時間帯に起きたら母乳ではなくミルクに変えました

パパが抱っこして私がミルクを作るパターンにしたところ、それまで1~2時間に起きていたのに3時間程間が空くようになりました!

とは言えほぼ完母で育ててきた夫婦にとって、夜中ミルクを作るのは億劫でたまりません。
なので、3時以降に起きたときは母乳でさっと済ませてしまいました。
それでも3時以降も2~3時間は寝てくれるようになりました。

そうして1週間が過ぎました。
19:30   ミルクを飲んで就寝
0:00 頃 起きるが抱っこで寝かしつけ(パパ)
2:30 頃  ミルク
6:00 頃 母乳
8:00頃 起床
というリズムが出来てきました。
夜中1時間置きに母乳をあげていたときから劇的な変化です!

断乳へのステップ2は日中の母乳回数を減らす

朝起きてから夜寝るまでの母乳回数は4回ほどでした。
この母乳の回数を3回に減らすようにしました。
外出をしていると、子供も他に気を取られるためか母乳を欲しがることも少なかったので、なるべく外出して気を紛らせるようにしました。
そうして1週間ほどしてステップ3へと進むことに。

断乳へのステップ3は日中の母乳をミルクに変える

夜中のミルクは土日からスタートしてパパに平日も頑張ってもらっています。
我が子はおっぱいが大好きだと思っていたけれど、母乳をミルクに変えても満足するタイプだということがここで分かってきました。
日中も母乳からミルクに変えて、完全に母乳はあげないことに決めました。
ゆるく断乳を始めて3週目、あっさり母乳は断乳成功!
これまでは泣き出す息子をそのままにしてミルクを作るのが億劫で手軽な母乳に頼っていましたが、なんとか抱っこをしながらミルクを作るようにしました。
ミルクの回数は日中の3回、寝る前と夜中の2回の合計5回となりました。

我が家の断乳の成功の秘策2は土日の外出

ステップを踏むときには毎回土日を利用していました。
パパが寝不足になっても大丈夫なように土日から断乳のステップ1をスタート。
その後も土日に家族で出かけることで授乳の間隔を広げていくというやり方です。

断乳への最終段階ステップ4 ミルクの回数を減らす

さて、一番心配だった母乳断乳が成功して半分くらい断乳は成功したと思っていますが、最終段階、ミルクの断乳が残っています。
果たしてミルクを減らせるのでしょうか?!
まずは、1日のミルクの回数を5回から4回に。
断乳作戦スタートしてから1か月経過していました。

さらに、土日をはさんで4回から3回にミルクの回数を減らしました。
あげる時間は、夜中3時頃、朝ごはん後の10:00頃、寝る前の19:00頃です。

そこからさらに、土日をはさんで日中のミルクを無しにして、寝る前と夜中の2回だけになりました。

ミルクが欲しくなると多少ぐずったりはしたのですが、抱っこをしたりしてなんとか乗り切りました。
もともと離乳食は好き嫌いなく与えられた分は食べる方でしたが、ミルクをなくした方がより食べた気がします

断乳成功!

寝る前と夜中の2回ミルクをあげていたところ、夜中起きずに寝るようになり、ミルクは朝起きてからあげるスタイルに変化しました。
まず夜中に起きないことが我が子にとってすごい成長です!

朝起きてすぐミルクをあげていましたが、ぐずる息子をなんとかあやしながらミルクをあげずに朝食をすぐにあげるようにしました。
ここでミルクの回数がいよいよ寝る前の1回となりました。

さて、夜寝る前のミルクを止めることが出来るのでしょうか!?

結果はお分かりの通りですが、おやすみ前のミルクも無事やめることが出来ました。

とはいえ、4日程はとても不機嫌でよく泣いていたので抱っこばかりでした。さらに泣いていてなかなか寝られませんでした
しかし、もうミルクあげちゃおうかな、と考え直すほどの泣き方ではなかったのでなんとか乗り越えることができました。

断乳を終えてみて

夜中の頻回授乳のころから2か月かけてゆるく断乳を完了することができました。
断乳を終えてみての我が子の変化は以下の通りです。

◎夜中1~2時間置きに起きていたのに夜通し寝るようになった。
◎ごはんをよく食べるようになった。
◎寝つきが良くなった。

正直自分が辛くても子供が欲しがるのなら自ら欲しがらなくなるまであげたいと考えていた母乳。
第2子のことを考えて始めた断乳でしたが、実際のところは息子も長時間続けて寝られるようになって結果的には息子のためになったのかなと思います。

我が子は1歳1か月で断乳を完了したのですが、どうやらおっぱいを飲んでいた記憶はその後すっかり消えてしまったようです。(笑)
4か月後くらいに私があげる素振りをしても(?)な顔していました!
でも逆にそれだからこそ、ゆるくとは言えあまり大泣きされることもなく断乳をすることができたのではないかと思っています。(我が家の場合はです)
我が子の場合は、おっぱいを飲まないと寝られない、安心できないという自覚が芽生える前の方が断乳しやすい気がしました。

願っていた第2子は未だにいませんが、もしまた母乳をあげる機会ができたら私はどうするでしょうか。
第1子の断乳前は、次の子ができたらその子には卒乳させたいと思っていたものの、断乳後の今はやはり11ヶ月くらいからゆるく始めたいなという考えに変わっています。